浄土宗 伝授山 長応院


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第31回  希望に導かれて

他者への信頼は一日で作られるものでもなく、又、瞬間として作られるものでもある。気付きは自他の信頼によって湧いてくる。気付きと信頼の源を探ると次の一歩という未来への希望感に左右されるのかも知れないし、その方向性は、生きるという善悪を超えたプジティブな動きによるものかも知れない。今と言う瞬間には過去と未来が混在しているが、未来への向きに何か大きなベクトルが向いているようだ。それは、因果の関係に動きを持たせているがの如くであり、あえて言えば、大きな自然の、又は、我々をはるかに超えた導きによるものかも知れない。私は、それを希望と言いたい。願往生は正に大きな希望になるのかも知れない。


2013年12月22日